OSアップデート

Windows 11 24H2/25H2で起動ファイルの更新後にBitLocker回復画面が表示される問題を解消

2026年5月12日に配信されたWindows 11 24H2/25H2向け更新プログラムKB5089549の情報をまとめました。本更新では、起動ファイルの更新後にパソコンが誤ってBitLocker回復画面へ入る問題が修正され、起動時の信頼性が向上しています。

マイクロソフトは2026年5月12日、Windows 11 24H2/25H2を対象とした累積更新プログラムKB5089549を公開しました。今回の更新では、特定のTPM設定を持つ環境で起動ファイルを更新した際、パソコンがBitLocker回復画面に進んでしまう不具合が解消されています。さらにネットワークの通知機能の改善や、新しいセキュアブート証明書の順次適用に向けた対象データの拡張、AIコンポーネントの更新も含まれています。

対象日2026-05-12

情報区分公式情報を確認

今回の要点

  • 起動ファイル更新後に暗号化機能のBitLocker回復画面へ入ってしまう不具合を修復しました。[1]
  • ネットワーク上で機器を探すSSDP通知の信頼性を高め、サービスが応答停止するのを防ぎます。[1]
  • 新しいセキュアブート証明書を安全に届けるため、対象となる端末の判別精度を向上させました。[1]
  • システム領域の空き容量が少ない環境で、更新時にエラー0x800f0922が発生する既知の問題があります。[1]
  • Copilot+ PCをお使いの方向けに、画像検索などの各種AI機能コンポーネントが更新されています。[1]

具体的に改善されたこと

  • 特定のTPM設定環境で2026年4月の更新後に起動ファイルを更新した際、BitLocker回復画面に入る問題を修正しました。[1]
  • ネットワーク機器の検出に使われるSSDP通知処理の安定性を向上させ、応答不能になる現象を抑えました。[1]
  • 信頼できる起動を保護するセキュアブート証明書の配信において、条件を満たす端末へ安全に適用する仕組みを改善しました。[1]
  • エジプトで実施される夏時間(サマータイム)に関する変更をシステム上で正しく反映するよう調整しました。[1]

追加・変更された機能

  • セキュアブートの適用状況確認や自動化に活用できるスクリプト群を収めたSecureBootフォルダを追加しました。[1]
  • Copilot+ PC向けに画像検索やコンテンツ抽出、意味解析などのAIコンポーネントを最新版へ更新しました。[1]

確認されている不具合・注意点

  • EFIシステムパーティションの空きが10MB以下の端末で、再起動時にエラー0x800f0922が出て更新に失敗する場合があります。[1]

影響を受ける可能性がある方

  • Windows 11 24H2または25H2を使用しているすべての一般的なパソコンユーザーが対象となります。[1]
  • Copilot+ PCを利用しており、AI処理機能を日常的に活用しているユーザーに機能更新が適用されます。[1]

安全に確認できること

  • Windows Updateを開き、KB5089549が自動的にダウンロードおよびインストールされるのをお待ちください。[1]
  • 更新エラーが出た場合はシステム領域の空き容量を確認し、KB5089573などの修正更新の適用をご検討ください。[1]

いったん避けたいこと

  • 更新が35%付近で停止して巻き戻しが発生した際、無理に再起動を繰り返す操作は避けてください。[1]

用語をかんたんに説明

BitLocker
ドライブのデータを暗号化して盗難や不正アクセスから保護するWindowsのセキュリティ機能です。
TPM
パソコン内部で暗号化キーやセキュリティ情報を安全に保管するための専用チップです。
セキュアブート
パソコンの起動時に不正なプログラムが実行されないよう、許可されたOSだけを立ち上げる仕組みです。

参照元

  1. 公式 Microsoft Support:May 12, 2026—KB5089549 (OS Builds 26200.8457 and 26100.8457) | Microsoft Support

確認日時:2026年8月31日 02:07(日本時間)