公開日
対象Microsoft / Windows
確認状況公式情報を確認
2026年5月12日、MicrosoftはWindows Server 2022向けに更新プログラムKB5087545を配信しました。本修正は企業などの管理サーバーを対象とした更新です。画面拡大率が異なる複数のモニター接続時にリモートデスクトップの警告ダイアログが崩れる不具合が解決されました。また、証明書更新に向けたSecure Bootフォルダの追加や計算精度向上など、信頼性を高める変更が含まれています。
対象日2026-05-12
情報区分公式情報を確認
今回の要点
- KB5087545(OSビルド 20348.5139)はWindows Server 2022向けの月次セキュリティ更新プログラムです。[1]
- モニターごとに拡大率が異なる環境でリモートデスクトップ接続の警告画面が正しく表示されない問題を修正しました。[1]
- アプリやシステムコンポーネントにおける極小値の計算精度と信頼性が向上し処理結果の一貫性が高まりました。[1]
- CドライブのWindowsフォルダ内にSecureBootフォルダを追加し証明書更新の確認スクリプトを提供します。[1]
- Windows Server 2022のメインストリームサポート終了日は2026年10月13日予定である旨が告知されました。[1]
具体的に改善されたこと
- 画面の拡大率(スケーリング)が異なるマルチモニター環境でリモートデスクトップ接続の警告画面が乱れる症状を解決しました。[1]
- アプリやシステム構成要素が非常に小さな数値を扱う際の計算精度を高め、結果のブレを抑えて動作信頼性を向上させました。[1]
- サーバーの日常的な操作時におけるデスクトップUIの応答性を改善し、ウィンドウが反応しなくなる現象や表示の遅延を軽減しました。[1]
- 2026年3月以降の更新後に発生していた、インターネット接続があるにもかかわらずサインイン時に接続エラーが出る問題を改善しました。[1]
- アラブ首長国エジプトにおける2023年の夏時間(DST)の変更設定に対応し時刻表示の正確性を確保しました。[1]
追加・変更された機能
- Secure Boot証明書の自動更新を管理するため、システム内に自動化スクリプトを含むSecureBootフォルダが新たに追加されました。[1]
確認されている不具合・注意点
- 推奨されないBitLockerグループポリシーを設定している場合、更新後の最初の再起動時に回復キーの入力を求められる場合があります。[1]
- 脆弱性対処の影響により、WSUS(Windows Server Update Services)の同期エラー詳細表示が一時的に非表示化されています。[1]
影響を受ける可能性がある方
- Windows Server 2022を運用しておりリモートデスクトップ機能やマルチモニター環境を使用している企業のIT管理者。[1]
安全に確認できること
- BitLockerを使用している環境では、更新適用前にグループポリシーのPCR7設定を確認し、必要に応じて一時保護の解除と再有効化を行ってください。[1]
- Windows UpdateやWSUSなどの管理チャネルを通じて、計画的に更新プログラムを適用しサーバーの安全性を維持してください。[1]
いったん避けたいこと
- BitLockerの回復キーを事前確認せずに更新を適用し、システム再起動後にサーバーへアクセスできなくなる事態を防いでください。[1]
用語をかんたんに説明
- Secure Boot
- パソコン起動時に不正なプログラムが実行されないよう、確認済みの安全なプログラムのみを起動する仕組みです。
- BitLocker
- ドライブ全体を暗号化して保存データを他人に読み取られないよう保護するセキュリティ機能です。
- WSUS
- 社内などのネットワークにある複数のWindows機器に対して、更新プログラムを一括配信管理する仕組みです。
参照元
確認日時:2026年8月31日 02:08(日本時間)