既知の不具合

Windows Server Update Services (WSUS)で発生していたWSUSの同期遅延・タイムアウトをサービス側対策とメタデータ整理で解決(2026年7月20日解決発表)

Microsoftは企業などの組織向けに、Windows Server Update Services (WSUS)で発生していた同期時間の増大やタイムアウトの問題が2026年7月20日に解決したと発表しました。サーバー側の配信データ蓄積が原因であり、新規環境への対策と既存環境向けの不要データ削除手順が用意されています。

本記事は組織内で更新プログラムの配信を管理するIT管理者向けの情報です。2026年7月中旬からWindows Server Update Services (WSUS)において、更新データの同期処理が遅くなったりタイムアウトが発生したりする障害が確認されていました。Microsoftは2026年7月18日にサービス側の緩和策を適用し、2026年7月20日に解決と発表しました。既存サーバーでは手動のメタデータ整理を行うことで同期処理が正常に戻ります。

対象日2026-07-20

情報区分公式情報を確認

今回の要点

  • WSUSにおいて更新プログラムの同期時間が非常に長くなる症状や、処理が中断するタイムアウトが発生していました。[1]
  • 原因はWSUSサーバー内部およびサービス側に蓄積された更新プログラムの公開用メタデータ(関連情報)の増大によるものです。[1]
  • Microsoftは2026年7月18日にサービス側の緩和策を実施し、新規構築や再構築したWSUSでの問題発生を防止しました。[1]
  • 既存のWSUSサーバーで遅延が発生している場合は、サポート文書KB5121986に従って不要なメタデータを削除します。[1]

具体的に改善されたこと

  • 2026年7月18日に実施されたサービス側対策により、新規設置または再構築したWSUSサーバーでの同期処理時間が正常な状態へ回復しました。[1]
  • 不要な配信メタデータを手動で整理削除することにより、既存WSUSサーバーにおける同期タイムアウトや処理遅延が解消されます。[1]
  • サービス側のデータ蓄積に対する修正が行われたことで、新しいWSUS環境の立ち上げ時に同期処理が失敗する不具合が軽減されました。[1]

影響を受ける可能性がある方

  • Windows Server 2025や2022など、WSUSを運用して社内PCの更新を一括管理している企業のIT部門やシステム管理者。[1]
  • Windows 11(25H2や24H2など)やWindows 10を含むクライアント機器に更新を配信するためWSUSを使用している組織。[1]

安全に確認できること

  • 既存のWSUSサーバーで同期遅延が続いている場合は、公式ナレッジベース(KB5121986)に記載された手順で不要メタデータをクリーンアップします。[1]
  • WSUSを新規構築または再構築する際は、Microsoftのサービス側対策が適用済みであるため、通常通りの同期手順を実行してください。[1]

いったん避けたいこと

  • 公式のメタデータ整理手順(KB5121986)以外の非公式なデータベース直接書き換えや、根拠のないシステム変更を行わないでください。[1]

用語をかんたんに説明

WSUS (Windows Server Update Services)
企業などの組織内で、Windowsの更新プログラムをまとめて受信し、管理下のパソコンへ効率よく配信するためのサーバー機能です。
メタデータ (Metadata)
更新プログラムのタイトルや適用条件、サイズなどの属性情報のことです。これが大量にたまるとサーバーの検索や同期が遅くなることがあります。
タイムアウト (Timeout)
通信やデータ処理に一定以上の時間がかかりすぎたため、エラーとして処理を途中で自動的に中断することです。

参照元

  1. 公式 Microsoft Learn:Resolved issues in Windows 11, version 25H2

確認日時:2026年8月31日 02:09(日本時間)